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私家版鳥類図譜



『私家版鳥類図譜』
諸星大二郎
2003年講談社
ISBN 4063346943


鳥にして、鳥にあらず。

幻想漫画の大家が鳥をモチーフに自由な想像の翼を羽ばたかせた短編6話で構成されてます。
ファンタジー、SF、ミステリー、ユーモア、歴史ものとジャンルも多彩です。

鳥類学上の鳥たちも登場するけれど、これはいわばご愛嬌。全体として、実際の鳥の生態や特徴に即した話は、あえて避けるようにしました。
(あとがきより引用)
とのことですが、意外としっかり描かれていて、結構識別できたりするのが楽しい。
オオソリハシシギにシラコバト、タンチョウなどなど・・・


しかし、諸星氏は届かぬものへの憧れと絶望が混じった作品が多いですが、この短編集は「鳥」という羽ばたき、手の届かぬところにいる存在をモチーフにしただけあって、特にその色彩が強い感じがします。

もくじ
『鳥を売る人』
 SF的な作品です。空のない世界に紛れ込んだ鳥にまつわる話。
『鳥探偵スリーパー』
 ユーモア。鳥の探偵スリーパーの活躍? モズの表情が最高です。
『鵬の墜落』
 ユーモア。巨大な鳥、鵬が上昇に失敗して墜落のてんやわんや。中国の故事と美味い具合に絡められてます。鳥の識別も楽しい。
『塔に飛ぶ鳥』
 SFファンタジー。外の世界への憧れ。もっとも諸星テイストが出た作品ではないでしょうか。
『本牟智和気』(ほむちわけ)
 歴史もの。古事記や日本書紀につづられる神話をモチーフにしています。
『鳥を見た』
 ミステリー。少年たちの好奇心と恐れが潮の満ち引きのように謎を解いてゆきます。

コネタですが、話末の「第1羽 おわり」とか書いてあるとこにあるクジャクの絵、『とりぱん』でも見たことがあるような気がするんですが・・・
現在単行本を貸し出し中なので確認できませんけど。
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紅葉修

Author:紅葉修
もみじおさむと読みます。
趣味は鳥見、トンボ見、寺社巡り、ラテン語、ゲームなど。
観察は広島市中心。
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